【概要】 |
騒音をスピーカから生成した音で低減するアクティブノイズコントロール(ANC)について研究を行っている.近年,ノイズキャンセリングヘッドホンとして一般にも知られるようになってきた技術であるが,居住空間や公共空間のような3次元空間において騒音制御を実現するにはさらなる研究が必要である.我々の研究室では銀行窓口やシェアオフィスなどの公共空間のある特定領域に簡易に静音空間を構築することができるアクティブパーティション技術の開発を行っている.また,マイクロホンを搭載した多機能イヤホンであるヒアラブルデバイスの普及に伴い,ヒアラブルデバイスを常に装着した状況が起こりつつある.そのような場面において,必要な周囲音のみを伝達し,不要な騒音のみを低減する技術の実現に向けての研究も行っている.さらに,車室内空間において,走行騒音を低減するとともに,各座席に異なる音環境を提供することが可能なパーソナルオーディオ技術についても開発を進めている.上記の技術を実現する上で重要となる任意の位置で音をコントロール可能とするバーチャルセンシング技術について先駆的な研究も行っている.
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【主な研究テーマ】 |
・アクティブパーティションの開発
・ヒアラブルデバイス向けANC技術の開発
・パーソナルオーディオ技術の開発
・バーチャルセンシング技術の開発
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【協力関係のある主な企業・大学】 |
日東電工株式会社、Nanyang Technological University(シンガポール)、Chung Yuan Christian University(台湾)、UESTC(中国)
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